リードって竹?何で出来てるの?

こんにちは、荒川マナです!
 
サックスを吹くうえでかかせない道具、リード
何気なく使っているリードって何?今回はそんなお話です。

◼︎サックスは金管楽器?

まず、サックスは「木管楽器」だということをご存知でしょうか。

金属(だいたいは真鍮)でできている楽器なので、「金管楽器」と間違われることも少なくありません…
 
しかし、音を出す仕組みが木管楽器に分類されるので、木管楽器なのです。
 
その音を出す仕組み、というのが
「息を吹き込むことによってリードが振動する」ということです。
 
ですので、リードなしにはサックスの音を出すことはできません。
 
 
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◼︎リードってなに?

リードは、竹ですか?とよく聞かれます、、、が、違います。

 

ケーン(葦)と呼ばれる植物からできています。

 
 
こんなやつ!
これを刈り取って乾燥させ、成形して手元に届いています。
 
詳しいことはまた別の機会にお話しするつもりですが、最近ではプラスチックで作られたリードもあります。
 
 
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◼︎自分に合うリードとは?

 
まず、大事なことですが…
 
★それぞれの楽器用のリードを使いましょう★
アルトサックスならアルトサックス用
テナーサックスならテナーサックス用…

というようにそれぞれの楽器用のリードが販売されていますので、お持ちの楽器に合わせたものを用意しましょう。

※ただし、クラリネットのリードを使っている方もいます
(私もソプラノサックスの時にB♭クラリネット用のリードを使う時期がありました)
 
 
残念(なのかいいことなのか…?)リードは自然の物なので、ひとつとして同じものは出来上がりません。
収穫した時期や、根元に近い・節に近いなど、1枚ずつ質が変わってくるので、当然、個性(吹き心地)に差が出てくるんです。

なので、1箱買って使ってみても、「合うリード・合わないリード」が存在してしまいます。

リード選びで覚えておきたいことは「自分に合ったモノを選ぶ!」ということ。

初心者はこの辺りがオススメ…などもちろんありますが、「これじゃなきゃいけない」と思い込まないように注意です。

 
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◼︎「硬いリードが吹ける=上級者」?

吹奏楽部に所属する学生さんからたまにこんな質問をいただきます。
 
Q.始めたばかりなのですが、音がペラペラしているとよく言われます。ジージーと鳴っていて先輩のような太い音が出ません。

実際に音を聴いてみないと正確な事は言えませんが、私だったらまずはセッティングを聞いてみると思います。

リードが薄くないかな?使っているマウスピースに対して合っているかな?というところを気にします。

人によって体格・肺活量・骨格などが違います。

当然、誰かと同じセッティングが自分に合っているかわからないのですが、「1年生はこれを使う」など決まっている場合も少なくありません。

この場合だと硬いリードを試してみると解決するかもしれないのですが、まだ初心者だから硬いリードは吹けない、と自分でその選択肢を減らしてしまっている可能性があります。

また、こんな質問もありました。

Q.3半のリードを使っているのですが、息が保たずいつも詰まったような音が出ます。どうしたら良いでしょうか?

この質問には迷わず「柔らかいリードにしてみませんか?」と答えると思います。

特に吹奏楽で「硬いリード=上級者」の公式があるような気がしています。

プロのプレイヤーでも柔らかいリードを使っている方はたくさんいますし、自分の欲しい音は必ずしも今使っている硬さで出しやすいかはわかりません。

是非、色々な硬さのリードを試してみてください。
また、同じ番号でもメーカーや種類が違えば吹き心地は全然違ってきます。
ひとつの種類に拘らず、試してみてくださいね!
(リードレビューも随時、載せていくつもりです!)

さらに詳しいリード話はこちらの記事

初心者にオススメのリードはこちらの記事にて。

合わせてこちらの動画もどうぞ!
リード基礎知識!リードにも個性があるなんて…【サックスレッスン~リードに悩みたくない!その1】

リードにまつわる話
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